・公務員が退職代行を利用するときは少し特殊と聞いたけど実際はどう?

こんな悩みを解決します。
この記事の内容
- 退職代行を利用するときに公務員と一般企業を比較して少し特殊な4点
- 【知らないと損】公務員が絶対してはいけないことを解説
- 公務員が退職代行を利用するなら"弁護士"で決まり
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今回は『退職代行は公務員でも利用できるか』を解説します。
先に結論を言うと、公務員でも退職代行を利用できます。
ただし公務員は一般企業(サラリーマン)とは違って少し特殊な面があるので、依頼する退職代行業者をミスすると退職の際に問題が発生するので注意が必要です。

この記事を読めば、公務員と一般企業(サラリーマン)の退職代行を利用するときの違いが分かるので、安心して退職代行業者に依頼することができますよ。
それではさっそく本文に入っていきましょう。
退職代行の依頼でミスしたくないなら?
【結論】公務員でも退職代行は利用できるが一般企業とは流れが違う
冒頭でも伝えたとおり、公務員でも退職代行を利用できます。
よく間違える例として、公務員でも一般企業(サラリーマン)と関係なく、同じステップで退職代行を依頼できると考えてる人が多いのが現実です。
実際のところ公務員は一般企業(サラリーマン)とは違って少し特殊な面があるので、同じと考えて退職代行のステップを踏んでいくと失敗し、後悔することになりますよ。
その解決策として、依頼する退職代行業者さえ間違っていなければ問題なく退職できます。
では、どの退職代行業者に依頼すれば安心かというと『弁護士が在籍している退職代行業者』を選んでおけば失敗しません。
『弁護士が在籍している退職代行業者』の詳細については下記の別記事にて紹介しているので、気になる方はどうぞ。
退職代行を利用するときに公務員と一般企業を比較して少し特殊な4点
公務員が退職代行を利用するなら一般企業と比べて少し特殊なところは以下のとおり。
退職代行を利用するときに公務員と一般企業を比較して少し特殊な4点
- 退職のルールが違う
- 2週間前に退職宣言ができない
- 公務員には『辞令』がある
- 自衛隊の退職は特に厳しい
上から順番に解説していきます。
退職代行を利用するときに公務員と一般企業を比較して少し特殊な点①:退職のルールが違う
まず一般企業(サラリーマン)は退職に関して民法627条に基づいて規定されています。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。
この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。 期間によって報酬を定めた場合には、使用者からの解約の申入れは、次期以後についてすることができる。
ただし、その解約の申入れは、当期の前半にしなければならない。 六箇月以上の期間によって報酬を定めた場合には、前項の解約の申入れは、三箇月前にしなければならない。
雇用期間の定めがない一般企業(サラリーマン)の場合は、いつでも雇用契約の解約を申し出ることができます。
企業側が雇用契約の解約を申し出られた場合は、2週間で退職を成立しないといけない決まりがあります。
メモ
簡単にまとめると一般企業(サラリーマン)の場合は、退職代行を利用すればトラブルなく即日退職もできるということです。
一方で公務員の場合は、退職は民法に加えて、国家公務員法や地方公務員法によって規定されていることから一般企業とは違う退職方法になります。
職員の休職、復職、退職及び免職は任命権者が、この法律及び人事院規則に従い、これを行う。
各公務員によって法律や規則が違うため、規定された法律に合っている手続きをしないといけません。
結果的に公務員は一般企業(サラリーマン)とは違い、退職代行業者が対応していないところも多くあります。
メモ
公務員でも退職を申し出れば、自分から辞めることは可能です。
ただし規定されている法律が一般企業(サラリーマン)とは違うため、退職代行業者が取り合ってくれない場合があります。
退職代行を利用するときに公務員と一般企業を比較して少し特殊な点②:2週間前に退職宣言ができない
『2週間前に上司に退職の意思を伝えれば、あとは有給をフル消化で退職できる!』というようなことを想像していませんか?
実際は『2週間前に退職の意思を伝えれば、どんな理由でも退職できる』は民法という法律の一部なのですが、公務員の場合は民法は適用されません。
その代わりに『退職したい日を希望日の○日まで申しでること』と公務員の場合は規定されているのでチェックしてみましょう。

公務員の場合は『退職の2週間~1か月の申し出』が一般的なので、具体的な退職日は『依頼した退職代行業者と相談してから決める』ことになります。
退職日が決まれば、その日から有給消化して辞めましょう。
もしも有給が残ってない場合は?
有給が残っていない場合は2つの選択肢が用意されています。
- 有給の足りない分を出勤して補う
- 欠勤扱いにしてもらう
ぶっちゃけ退職代行を利用したのに関わらず、有給の足りない分を出勤して補うのが辛いですよね。
よって欠勤扱いにしてもらうが最善の策かと思えますが、注意点もあります。
欠勤の注意点は、20日以上欠勤すると処分を受けるということ。
処分の内容はニュース沙汰になったり、退職金がゼロになったりして結構痛いです。
事前に処分を受けないためにも、退職代行を利用する前に残っている有給の確認や退職日までの日数を計算しておきましょう。

有給に関する詳細を知りたい方は下記よりどうぞ。
退職代行を利用するときに公務員と一般企業を比較して少し特殊な点③:公務員には『辞令』がある
公務員には退職するときに『辞令交付式』があるので出席する義務があります。
そのため出席することが基本ではありますが、もちろん欠席することも可能です。
退職代行を利用するときは、欠席する旨を伝えて、関連書類を郵送してもらう方法を取りましょう。
細かい所は退職代行業者によって違うので、その都度、業者と無料相談をして対応しましょう。

>>退職代行を利用したいけど無料相談できる業者はどこ?【3社紹介】
退職代行を利用するときに公務員と一般企業を比較して少し特殊な点④:自衛隊の退職は特に厳しい
自衛隊の場合は、他の公務員とは違って自衛隊法という法律によって規定されています。
(退職の承認)第四十条
第三十一条第一項の規定により隊員の退職について権限を有する者は、隊員が退職することを申し出た場合において、これを承認することが自衛隊の任務の遂行に著しい支障を及ぼすと認めるときは、その退職について政令で定める特別の事由がある場合を除いては、任用期間を定めて任用されている陸士長等、海士長等又は空士長等にあつてはその任用期間内において必要な期間、その他の隊員にあつては自衛隊の任務を遂行するため最少限度必要とされる期間その退職を承認しないことができる。
引用:自衛隊法第40条
特別な任務期間により退職が承認できない場合があるので、自衛隊の場合は退職代行を利用しても時間がかかってしまいます。
よって他の公務員より自衛隊は何倍も退職することが難しいのが現実です。

もし公務員で自衛隊の人は下記の別記事を参考に読んでみましょう。
【知らないと損】公務員が絶対してはいけないことを解説
結論、バックレ(無断欠勤)だけは絶対にしてはいけません。
理由はすでに紹介済みですが、20日以上のバックレ(無断欠勤)は処分の対象となるから。
一般企業の場合なら『懲戒解雇』という形で処理されますが、公務員の場合は一般企業よりも守られてるので簡単にクビにされません。
よってバックレ(無断欠勤)をしたら、警察などにお願いして大ごとになる可能性があります。
バックレした理由にもよりますが、重い処分が下され今後のキャリアに傷がつくだけなので、バックレ(無断欠勤)絶対にやってはいけません。
仕事が苦痛すぎてバックレ(無断欠勤)する気持ちも分かりますが、解決策は簡単で、どうせ辞めるなら退職代行を利用してキャリアに傷を負わずに辞めましょう。

バックレに関する詳細は『【退職代行 VS バックレ】どっちの方が安全に退職できる!?』の別記事を参考にどうぞ。
【保存版】退職代行に依頼したい人が確認しておくべきポイント8点
退職代行に依頼したい人は下記の項目を確認しましょう。
退職代行業者を依頼するときに見るポイント8点
- 無料相談
- 即日退職
- 有給消化
- 成功率の高さ
- 全額返金保証の有無
- 無料転職サポートの有無
- 弁護士が在籍しているか
- 労働組合が運営しているか
何となくで退職代行業者に依頼するのもOKですが、依頼先が悪質な退職代行業者だったときには、すでに手遅れの場合があるので注意が必要です。
優良な退職代行業者に依頼するためにも、上記のポイント8点を意識しつつ自分に合っている退職代行業者を探してみてくださいね。

退職代行に依頼したい人が確認しておくべきポイント8点の別記事を下記に用意したので参考にどうぞ。
人気記事【保存版】退職代行に依頼したい人が確認しておくべきポイント8選
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【保存版】退職代行に依頼したい人が確認しておくべきポイント8選
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公務員が退職代行を利用するなら"弁護士"で決まり
公務員の場合は一般企業よりも退職が難しいので、万が一のことに備えて『弁護士が在籍している退職代行業者』に依頼しておけば安心です。
もちろん『労働組合が運営している退職代行業者』も実績があって強いですが、弁護士の方が何かあったときのフォローが手厚いので、公務員の場合は弁護士の方がいいですね。
弁護士に依頼するのなら料金は他の比べて高めに設定されてますが、今回紹介する『弁護士法人みやび』は一律5.5万円で依頼できるので格安です。
普通の弁護士事務所にお願いしたら10万超えることは当たり前ですが、『弁護士法人みやび』は一律5.5万円台で実績も文句のつけようがありません。

『弁護士法人みやび』に関する詳細を知りたい人は、下記の別記事を参考にどうぞ。
人気記事弁護士法人みやびの退職代行は評判が悪い?【デメリットも暴露】
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まとめ:退職代行は公務員でも利用できます
今回は『退職代行は公務員でも利用できる?【一般企業との違いも解説】』を解説しました。
結論、公務員でも退職代行を利用できます。
実際のところ公務員は一般企業(サラリーマン)とは違って少し特殊な面があるので、同じと考えて退職代行のステップを踏んでいくと失敗し、後悔することになりますよ。
その解決策として、弁護士が在籍している退職代行業者に依頼しておけば失敗しません。

最後に下記の別記事には失敗しない退職代行業者を紹介してるので合わせて読んでみてくださいね。
退職代行業者に依頼したいなら?
人気記事【失敗しない】退職代行のおすすめランキングを徹底比較【無料相談あり】
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退職代行に依頼したい人が確認しておくべきポイントとは?
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今回は以上です。